スプルン保健相代行、「DPR」ステッカー販売停止をAmazon社に求めるよう国民に呼びかけ
ウクルインフォルム
ウリャーナ・スプルン保健相代行は、ウェブ・サービス会社Amazonにおいて、ウクライナ東部の武装集団「DPR」のシンボルが商品として販売されている件につき、ウクライナ国民に対し、ソーシャルメディア上で販売停止に向けて運動を起こすように呼びかけた。
19日、同保健相代行が自身のフェイスブック・アカウントに書き込んだ。
同大臣代行は、「Amazon.comは、グローバルな商品販売オンライン・プラットフォームであるが、そこで自称のテロ共和国『DPR』のシンボルが販売されている。私は、ソーシャルメディア上でフラッシュモブを展開するともに、Amazon社CEOのジェフ・ベゾス氏にEメールを送るよう提案する。ベゾス氏のアドレスは、jeff@amazon.com。ロシアの対ハイブリッド戦争を強化するこの商品販売の停止を要求して欲しい」と呼びかけた。
同大臣代行は、ドンバスの戦争の被害につき、「『DPR』の旗は、テロリズム、弾圧、死、占領の象徴である。ロシアは、ウクライナ領の7%を占領し、ウクライナの民間人居住区を毎日砲撃しているのである。ロシアが仕掛けた戦争により、1万人以上の命が失われたのである。ロシアから違法にウクライナに持ち込まれたロシア製『ブーク』により撃墜されたマレーシア航空機MH17も忘れてはならない。298名の乗客・乗組員が亡くなったのである」と強調した。
スプルン保健相代行は、ロシアによる被占領地においては違法勾留、拷問の証言が何百と確認されていると強調し、「ウクライナ東部にいる人々は、常に不発弾や地雷の脅威の下を暮らしている。侵略国とテロ組織を支援することが、戦争と死を支持することになるのだということを、個々人が認識しなければならない」と強調した。