
ウクライナ、露軍のミサイル攻撃後に3つの原子力発電所で緊急保守システム稼働
ウクルインフォルム
23日、ロシア軍によるウクライナ各地の電力システムへのミサイル攻撃の結果、周波数の低下から、リウネ原発、南ウクライナ原発、フメリニツィキー原発にて、緊急保守システムが稼働し、これにより全ての原子炉が自動停止した。
原子力企業「エネルホアトム」がテレグラム・チャンネルにて伝えた。
発表には、「11月23日、ウクライナの電力系統の周波数低下により、リウネ原発、南ウクライナ原発、フメリニツィキー原発にて、緊急保守システムが稼働し、それにより全ての原子炉が自動的に停止した。現在、原子炉は電力系統への発電を行わないプロジェクトモードで稼働している」と書かれている。
同社は、電力システムの活動が正常化され次第、これらの原発への電力供給は再開されるとし、原発敷地内と周辺の放射線量は変わっておらず、全て規定値内に収まっていると伝えた。
さらに、周波数低下により、ウクライナの電力システムからザポリッジャ原発稼働用電力供給が止まり、同原発は完全に停電したとし、現在ディーゼル発電機で稼働していると書かれている。同敷地内の放射線量は、規定値内だという。
これに先立ち、11月23日、ロシア軍が、再びウクライナの電力インフラを攻撃。キーウ市とキーウ州では死傷者が出ている。