最高裁判所、ヤヌコーヴィチ政権時代の検事副総長の選挙出馬を許可
ウクルインフォルム
最高裁判所は、中央選挙管理委員会による、レナト・クジミン元検事副総長の最高会議(国会)選挙への出馬登録取り消しの決定を無効化した第二審の合法性を認めた。
ヤヌコーヴィチ政権時代のクジミン元検事副総長の出馬は合法ということになる。クジミン氏が自身のフェイスブック・アカウントで伝えた。
クジミン氏は、「最高裁判所は、『野党プラットフォーム・生活のため党』比例名簿からの違法な登録取り消しを無効化する、第6控訴行政裁判所による決定の合法性を認めた」と書き込み、7月15日付の最高裁判所判決文の写しを掲載した。
これに先立ち、7月5日、中央選挙委員会は、野党プラットフォーム・生活のため党の比例名簿から出馬していたクジミン氏の登録を取り消す決定を下していた。中央選管は、決定の根拠として、クジミン氏が過去5年間ウクライナ国内に居住しておらず、法の定める出馬要件を満たしていないと説明していた。
7月11日、キーウ(キエフ)市第6控訴行政裁判所が、中央選管の同決定を無効化する判決を下し、これに対して、中央選管が最高裁判所に上告していた。