メルケル独首相の政党、ゼレンシキー候補により政策の具体性を示すべきとコメント

メルケル独首相の政党、ゼレンシキー候補により政策の具体性を示すべきとコメント

ウクルインフォルム
ドイツのメルケル首相が所属するドイツキリスト教民主同盟(CDU)とバイエルン・キリスト教社会同盟(CSU)からなる議会会派(CDU・CSU)のヨハン・ヴァデプル(Johann Wadephul)副会派長は、ウクライナには経験ある運営チームが必要であると述べ、ゼレンシキー大統領選候補が決選投票までに自身の政治家チームを提示することへの期待を示した。

1日、CDU・CSUのウェブサイトにヴァデプル副会派長のコメントが掲載された。

同副会派長は、ウクライナは経験ある運営チームを必要としていると指摘した上で、「ゼレンシキー候補は、決選投票までの今後3週間に、自身の政策の内容に関する具体的視点と、自身をサポートする政治家チームを示さなければならない」とコメントした。

同時に、ゼレンシキー候補が高い支持を得たのは、社会の政治エリートへの信頼が低下していること、ポロシェンコ大統領の改革プロセスへの失望があることが要因であろうと指摘されている。

また、同副会派長は、ロシアとの紛争、困難な社会・経済状況という条件下では、経験のない首脳陣を据えてはならないとの考えを示し、そのようなことになれば、ロシアに利し、同国がウクライナ不安定化の努力を強めるおそれが生じると指摘した。

さらに、同副会派長は、ゼレンシキー候補が、オリガルヒ(大富豪)の影響を排除すると述べているが、同候補の選挙運動がオリガルヒのイーホル・コロモイシキー氏の大きなサポートを受けて行われたことに関連し、どのように目的を実現するか具体的に説明すべきだと述べた。

また、同声明には、決選投票に進む両候補がどちらも西側路線を継続することへの期待していると書かれている。とりわけ、両候補が、法の支配、汚職との闘いを強める目的とした努力を活発化すること等の明確な義務を引き受けるべきだと指摘されている。

声明には、ティモシェンコ候補についても書かれており、同候補の敗因として、有権者が同候補の国内政策・対外政策における不明瞭な目的を信頼しなかったのだろうと指摘されている。

ウクライナでは、3月31日に大統領選挙の第一回投票が行われた。現在、中央選挙管理委員会が票の集計を進めている。


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