29日、ロシア軍攻撃の影響でウクライナ各地で停電=電力会社
ウクルインフォルム
ウクライナの電力会社「ウクルエネルホ」は、10月29日朝の時点で国内複数の州でロシア軍の攻撃の被害による停電が生じているとし、また天候の影響で国内の電力消費が増加していると発表した。
ウクルエネルホ社がフェイスブック・アカウントで伝えた。
同社は、「ロシアのエネルギー施設への攻撃により、朝の時点で、ドニプロペトロウシク州、ザポリッジャ州、オデーサ州で消費者への停電が生じている。緊急復旧作業が攻撃の被害を受けた全ての地域で続いている。電力事業者は、損傷した機材のできるだけ速やかな復旧のためにあらゆる可能なことを行なっている」と伝えた。
また同社は、これまでの攻撃のために、さらに複数の州で、8時から20時まで(産業向けは7時から20時まで)、計画停電を導入せざるを得なくなっていると喚起した。
その他同社は、電力消費は2日連続で増えており、29日6時30分の時点で、前日比2.4%増の消費量となっていると伝えた。大半の州での曇天がその理由だとし、それにより太陽光発電の効率が下がり、またウクライナ国内一部で気温も下がっていると説明されている。
その上で同社は、「省エネの必要性は今も続いている。今あなたのところに電気があるなら、22時まで強力な電気機器の使用を制限して欲しい」と呼びかけた。