ウクライナ、露軍攻撃受けキーウ市と9州で緊急停電導入=電力会社
ウクルインフォルム
ウクライナの電力会社「ウクルエネルホ」は、ロシア軍によるエネルギーインフラへの大規模な攻撃を受け、ウクライナ各地で緊急停電が導入されていると報告した。
ウクルエネルホ社がフェイスブック・アカウントで伝えた。
同社は、「ロシアのエネルギー施設に対する大規模ミサイル・無人機攻撃を受け、キーウ市、キーウ州、ドネツィク州、ドニプロペトロウシク州、チェルカーシ州、チェルニヒウ州、ハルキウ州、スーミ州、ポルタヴァ州、オデーサ州で多大な数の消費者への停電が生じている。エネルギーシステムの状況安定化のために、前述地域では緊急停電が導入されている」と書かれている。
また同社は、電力業者は、できるだけ早期に安定した電力供給を再開するために取り組んでいると伝えた。緊急停電は、エネルギーシステムの状況が安定次第解除されるという。
これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、9日夜から10日朝にかけて、同国首都キーウをはじめ、各地に対してミサイルと無人機による大規模攻撃を行っていた。首都キーウでは、現在12名の負傷者が確認されている。