今週ウクライナの電力システムの状況は若干改善=宇大統領府
ウクルインフォルム
ウクライナのティモシェンコ大統領府副長官は14日、今週、ウクライナの電力状況は若干改善したと伝えた。
ティモシェンコ氏がテレビ番組出演時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ティモシェンコ氏は、「私たちは、電力システムの状況について、今週は若干改善したと話している。私たちは、大半の州で(編集注:緊急停電から)計画停電に移ることができた」と伝えた。
また同氏は、現在1日中緊急停電が生じているのは限られた州のみだとし、政権は今後数日でウクライナ全地域で計画停電に移行できることを望んでいると指摘した。
同時に同氏は、ロシアの攻撃からウクライナの重要インフラを守るためにはすでに多くの作業が行われたとも発言した。
なお、ロシア軍は、10月10日以降、ウクライナの電力インフラ施設に対して、8回のミサイル・無人機による大規模攻撃を行っている。この攻撃により、ウクライナの火力発電施設の全てが損傷し、電力インフラの50%以上が被害を受けている。