ウクライナはロシアの代わりに欧州へエネルギーを供給できる=シュミハリ宇首相
ウクルインフォルム
ウクライナのシュミハリ首相は6日、ウクライナは戦後、市場でロシアのエネルギー資源の代替を行うことができると発言した。
シュミハリ首相がプラハで開催された欧州政治共同体(EPC)首脳会談時に発言した。シュミハリ氏がテレグラム・チャンネルにて報告した。
シュミハリ氏は、「ウクライナはガスや水素の製造、再生可能エネルギーの発展に著しい潜在能力を持っている」と述べ、ウクライナは戦後の復興時に、国際パートナーたちの支援を得て、『グリーンモデル』という計画を実現できると発言した。
同氏はまた、「ウクライナは、自らの地下ガス貯蔵庫を提供することで、欧州のエネルギー安全保障に貢献することができる。さらに、ザポリッジャ原発の完全なコントロールがあれば、ウクライナは欧州に大量の電力を供給する能力がある」と伝えた。
その他同氏は、ロシアに対する制裁の継続の必要性を指摘し、とりわけ、ロシア軍を撤退させるためには、エネルギー分野に対する制裁が必要だと強調した。
さらに同氏は、現在の最重要課題は、ザポリッジャ原発の非軍事化とウクライナへの同原発の完全管理の返還だと指摘した。そして、「ザポリッジャ原発にEUと国連の特別ミッションを派遣すべきだ。目的は、原発と30キロ圏の非軍事化だ」と発言した。