ウクライナの穀物積載のための船16隻がビストレ河口を通過=インフラ省
ウクライナのインフラ省がフェイスブック・アカウントにて報告した。
発表では、ヴァシコウ・インフラ次官が「過去4日間でビストレ河口を16隻の船が通過した。この店舗を維持する計画である。この運河を通じた航行再開は、スリナ運河の負荷を下げることを可能とし、穀物輸出を加速する重要なステップである」と説明している。同時に、この運河は、1日通常4隻、緊急で8隻しか通れないという。
また、同氏は、現在ルーマニア側と欧州委員会側にスリナ運河を通じた通行の数を増やす協議をしていると伝えた。
同氏は、「その条件と、ビストレ河口を通じたルートにより、私たちは、船の集中を解消でき、1か月の穀物輸出領を50万トンへと増やすことが可能となる」と発言した。
加えて同氏は、ビストレ河口の運河が開通されるまでは、ウクライナのドナウ川の港を利用していた船舶はルーマニア領に位置するスリナ運河を利用する以外の手段がなかったとし、同運河の通行許容量から、ウクライナのドナウ川の港は1日4隻しか受け入れられず、それはウクライナの輸出需要には不十分だったと説明した。
また、インフラ省は、全面的侵略開始まではウクライナの農産物の輸出の約80%を担っていた海洋港の封鎖によって、現時点で、農産物の輸出はドナウ川の港と、西部国境の鉄道・自動車用通過検問地点を使ってのみ行われていることを喚起した。
同時にこれらの手段では、海洋港を使った輸出量の代替には不十分であると説明されている。具体的には、現在利用可能な輸送ルートにて、6月には250万トンの食料品が輸出できたが、本来は1か月で800万トンの輸出をしなければならないと指摘されている。
なお、ウクライナ外務省のニコレンコ報道官は、7月13日にイスタンブルにて、ウクライナ、国連、トルコ、ロシアの4者によるウクライナの穀物を黒海を通じて輸出するための安全な海洋回廊の条件を協議する会合が開催されることを認めている。