米国、14か国に対し、ロシアがウクライナから盗んだ穀物の売却試みにつき警告=米紙
ウクルインフォルム
米国は5月、ロシアがウクライナで盗んだ穀物を売却しようと試みるおそれのある、アフリカの国々など14か国に対して、警告する書簡を送った。
米ニューヨークタイムズ紙が報じた。
報道には、米政府の穀物に関係する警告はアフリカの国々の抱えるジレンマを先鋭化したとある。その国々の多くは、ロシアの戦争犯罪からの利益を得て、西側の同盟国に嫌がられるか、あるいは、小麦の価格が高まる中で安い食糧を断ることで、何十万の人々を飢えさせるか、という、すでに「東」と「西」の間の罠にはまっていると感じているのだという。
国連のデータによれば、平時では、ウクライナとロシアで、アフリカの小麦需要の40%を担っており、同地では過去1年で穀物価格が23%上昇しているという。
ソマリ地域では、とりわけソマリ、エチオピア、ケニアにて、破滅的な日照りにより、すでに1700万人の人々が飢餓の脅威にさらされているという。