中央銀行、どのフリヴニャ紙幣の「偽札」が最も多く摘発されているか説明
ウクルインフォルム
ウクライナ中央銀行は、2018年に摘発されたフリヴニャ紙幣の偽札は、前年よりも減少したと伝えた。2018年、100万枚の本当の紙幣の中に、2.5枚の割合で偽札が見つかったとのこと。
19日、中央銀行広報室が伝えた。
発表によれば、「2018年にウクライナの銀行流通システムから摘発されたフリヴニャの偽札は、流通紙幣全体の0.00025%であった(2017年は0.00036%)。つまり、100万枚の本当のフリヴニャ紙幣の中に、約2.5枚の割合で偽札が紛れ込んでいたことになる(2017年は、100万枚中3.6枚)」と説明されている。
また、比較として、欧州中央銀行のウェブサイトのデータをもとに、欧州連合(EU)の国々では、2018年100万枚の本物のユーロ紙幣に対して偽札が約27枚の割合で摘発されていると説明された(2017年は同33枚)。
中央銀行は、摘発された偽札数のうち、全体の46%が500フリヴニャ紙幣、27%が100フリヴニャ紙幣、15%が50フリヴニャ紙幣、11%が200フリヴニャ紙幣であり、この4種が摘発偽札全体の99%を占めているとし、残りの1%が1~20フリヴニャ紙幣であったと報告した。
また、これら摘発された偽札の99%が、コピー機あるいはコンピューター技術を用いたものであり、インクジェットプリンターあるいはレーザープリンターによるものであり、1%がその他の印刷技術によるものであったと伝えられた。また、偽札が発見された場所で最も多かったのは、ファーストフード店、小売店、ガソリンスタンドであったとのこと。
また、外国通貨紙幣の偽札に関しては、2018年に摘発されたものの中で、最も多かったのが米ドル紙幣(全体の78%)であり、続いてユーロ紙幣(17%)、露ルーブル紙幣(4%)、スイス・フラン紙幣と英ポンド紙幣(計1%)であったと発表された。