ロシアはもう単なる侵略国ではなく、私たちの敵=オランダ国防相

ウクルインフォルム
ロシアはもう単なる侵略国ではなく、私たちの敵=オランダ国防相
オランダのイェジルゲス=ゼゲリウス国防相は8日、ロシアはもはや単なる侵略国ではなく、自分たちの敵だと発言した。

イェジルゲス=ゼゲリウス国防相が国防省の予算に関する議会討論の際に発言した。ウクルインフォルムのハーグ特派員が伝えた。

イェジルゲス=ゼゲリウス氏は、「ロシアはもはや単なる侵略国ではない。私からこの遠回しな表現を聞くことは、もうあまりなくなるだろう」と発言した。

その際同氏は、ロシアはオランダや近隣国での攻撃、破壊工作、サイバー攻撃などを通じて「西側社会を試している」と指摘し、オランダはロシアの脅威に対してナイーヴであってはならないと強調した。

そして同氏は、「ロシアは私たちの敵だ。否、それは私たちが戦争状態にあることを意味するのではない。しかし、平穏な平和もまた非常に遠い」と発言した。

同氏はその他、「最も(兵力の)数の多い軍が勝利するのではなく、最も素早く適応し、それによって予期せぬ事態に備えることができる軍が勝利する。私たちは、不確実な時代でオランダの安全を確保するような軍を保有したい」と強調した。

その際同氏は、「ウクライナの教訓は、私たちが最近提示した防衛戦略にも反映されている。そう、私たちの軍の要員数は増えている。そう、私たちはより多くの資金を支出している。しかし、私たちは支出を増やしているというだけで向上するわけではない。私たちは人と技術が障壁なく相互作用する軍を構築しているからこそ向上しているのだ。兵士、社会、鋼鉄、ソフトウェアを結合する軍だ」と説明した。

同氏はまた、「もしプーチン氏のような、どこにも姿を消さない敵がいるならば、彼の前では引き下がるべきではない。(中略)対話のためには、私たちが強いということも示す必要がある。彼が現在、オランダや近隣国での攻撃、破壊工作、サイバー攻撃の全てによって私たちに挑戦を仕掛け、私たちを試しているのなら、『私たちには準備があるのであって、そんなことは始めるな』と示すことが極めて重要なのだと私は考えている。私たちはナイーヴではない」と指摘した。

加えて同氏は、NATO同盟国はロシアからの潜在的な脅威に対して準備を整え、強靭でなければならないと指摘し、さらにオランダ軍のさらなる強化とウクライナ支援への支持を表明した。

その他同氏は、ロシア・ウクライナ戦争に関しては、「プーチン氏が『私はこれをやめて、交渉の席に着く』と言うだけで十分なのだ。そして、彼がそれを拒否する限り、私たちはウクライナがこの敵に耐えるのを支援しなければならない」と強調した。

同氏はそして、「最終的にそれ(編集注:ロシア・ウクライナ戦争)は交渉の席で終わることになる。紛争とは往々にしてそのように終わるものだ。同時に私たちは当然、誰がその席に着き、誰が私たちとともに議題を定めるのかに特に注意を払わなければならない。第一に、それは当然ウクライナである。そこでも私たちに意見の相違はないと思う。そして欧州がいなければならない。それを通じて、私たちは自分たちの大陸で持続可能な平和を確保したい。プーチン氏が1年間か2年間の休憩を得て、その後さらに強くなって戻ってきて、さらに強力な攻撃を加えることは誰も望んではいない。そうなってしまえば、持続可能な平和からはさらに遠ざかることになる。最終的には、問題は、真の永続的な平和を保障する本物の和平合意を交渉の席で締結できるよう、どのようにウクライナをできるだけの強い立場に置くかである。そのためには、ウクライナが耐え抜くことが重要だ」と強調した。

また同氏は、仮にウクライナが戦争で耐え抜くことができなければ、「主権国家への侵攻は利益をもたらす」というシグナルをロシアが受け取ることになると指摘し、「そして自由な西側、ここでの私たちの自由な生活が脅威に晒されることになる」と主張した。

同氏はその際、自身は抽象的な脅威について語っているのではないと強調し、情報機関の報告書や過去数か月の欧州におけるロシアの活動がそれを示していると指摘した。

同氏はまた、オランダ政府は今後数年間のウクライナ支援を既に確定させていると述べ、オランダは特に、ウクライナへ長射程兵器を供与し、ウクライナの戦闘機「F16」を支援し、医療支援や、冬を前に天然ガス、発電機、変圧器への資金拠出などの支援を提供すると伝えた。


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