ウクライナ仏英3か国、多国籍軍の展開に関する意向宣言に署名
パリで開催された「有志連合」首脳会合後に署名式が開かれた。ウクルインフォルムの特派員が伝えた。
署名の前には、「ウクライナの防衛、復旧、戦略的強靭性を支援するための多国籍軍の展開に関する、ウクライナ、フランス、英国の間の意向宣言に、ウクライナからはゼレンシキー大統領、フランスからはマクロン大統領、英国からはスターマー首相が署名する」と発表された。
その後、3首脳は同宣言に署名した。

ゼレンシキー宇大統領は、署名後の記者会見時、「本日、『有志連合』の実質的な文書が存在していることが重要だ。それは言葉だけではなく、具体性のあるものだ。『連合』の全ての国による共同宣言と、並びにフランス、英国及びウクライナによる3か国宣言がある。両文書が存在すること自体が、欧州及び『有志連合』全体が真の安全のためにどれだけ真剣に活動する準備ができているかを示すシグナルなのだ」と説明した。
また同氏は、これらの文書は和平到来後における『有志連合』の機能に関する政治レベルでのさらなる合意への道を開くものだと強調した。その際同氏は、「これらの文書により、外交が戦争終結に向けて機能した瞬間に、『有志連合』の軍を配置できるよう完全な準備を整えるべく、各国の議会とのさらなる法的作業を強化していく」と述べた。
同氏は加えて、「有志連合」が提供する安全構造の詳細は、他の文書のシステムの中で作業済みだと伝えた。同氏はその際、「陸、空、海、復興の安全の保証の要素において、どの国がリーダーシップをとる準備があるかが定められた。どのような部隊が必要か、それらがどのように管理され、どのレベルで指揮がとられるかも定義されている」と説明した。
また同氏は、停戦監視の必要性についても言及し、さらに戦争終結後もウクライナ軍への支援が継続されるべきだと強調した。
同氏は加えて、「ウクライナ軍の然るべき規模がどのように維持され、どのように資金が拠出されるかを極めて明確に定めなければならない。本日、私はその点について別途話した。私たちは、重要要素は私たちのウクライナの戦力であり、私たちの軍に基づいて、他の全ての要素が効果的に機能していくと考えている」と伝えた。
また、スターマー英首相は、同記者会見時に、和平協定成立の際にウクライナへ外国軍を展開する意向に関するウクライナ、英国、フランスの同宣言は、パートナー諸国の軍隊がウクライナ領土内で作戦を遂行するための法的根拠を構築するものだと発言した。
スターマー氏はまた、「平和に賛成するゼレンシキー大統領のそばに、欧州及び米国の同盟国が肩を並べて立って、この一年を始められることは重要だ」と発言した。
さらに同氏は、「私たちはかつてないほどその目標に近づいている」としつつも、最も困難な段階はまだこれからだと補足した。同氏は、「私たちはその努力をさらに前進させるために今日ここに集まった。そして、ここ数日、数週間の交渉で達成された素晴らしい進展に基づいた、非常に建設的な会合を行った」と述べた。
同氏はそして、「有志連合」の目的が、強固な平和の達成を促すことと長期的な展望でウクライナの安全を保証するために米国と協力することにあると述べ、「その作業はかつてないほど進んでいる。本日の共同宣言がそれを明確に示した」と強調した。
さらに同氏は、その作業に加えて、ウクライナ、フランス、英国が本日、和平協定が締結された場合のウクライナへの軍の展開に関する意向宣言に署名したとし、「これは、ウクライナを長期的に支援するという私たちの固いコミットメントの極めて重要な一部だ。これにより、英国軍、フランス軍及びパートナー国の軍がウクライナの地で活動できる法的基盤への道が敷かれる。ウクライナの空と海の安全を確保し、将来に向けてウクライナ軍を再建するものだ」と説明した。
同氏は続けて、停戦が生じた後には「英国及びフランスはウクライナ全土に軍事センターを設置し、ウクライナの防衛ニーズを支援するために兵器及び軍事機器の防護施設を建設する」と伝えた。
同氏はさらに、今回「有志連合」のパートナー諸国と今後のステップに合意したと述べ、「第一に、私たちは米国主導によるあらゆる停戦の監視及び検証に参加する。第二に、ウクライナ防衛のための長期的な兵器供給を支援する。そして第三に、将来ロシアによる武力侵攻があった場合にウクライナを支援する拘束力のあるコミットメントの採択に向けて取り組んでいく」とし、これらは平和が依拠する実際的な土台の構築だと強調した。
なお、6日、パリにて「有志連合」首脳会議が開催され、ウクライナの将来の安全の保証についての議論が行われていた。
写真:ゼレンシキー宇大統領(X)
更新(6日22:23):ゼレンシキー大統領の発言を追加