ゼレンシキー宇大統領、スホーフ蘭首相と軍事・エネルギー支援、対露圧力等を協議
ゼレンシキー大統領がスホーフ首相との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
ゼレンシキー氏は、「今日、私たちはスホーフ・オランダ首相を迎えている。私は、ウクライナへの不変の注意と支持に感謝している。オランダは、命を原則的に守る最大級の国の1つであり、この国は、防衛、強靭性において私たちを本当に非常に強力に支援してくれているし、もう1つ非常に重要なのは、正義の達成のための作業でも支援してくれていることだ」と伝えた。
その際同氏は、ロシアの対ウクライナ戦争は全くもっていわれのない、不正義なものだと強調した。
同氏はそして、「結局のところ、この戦争に対する責任は、プーチンから始まるも、彼一人に終わることなく、開戦した全ての人々が必ず負うべきなのだ」と指摘した。さらに同氏は、ロシアの戦争犯罪人に対する真の追及を確保し、ロシアの侵略によるウクライナの損害を完全に補償できる法的メカニズムを策定するため、ウクライナはオランダと積極的に協力していると伝えた。
同氏は加えて、「今日、私たちはこのことについても話し合ったが、オランダのチームがこれを支持していることに感謝する。ロシアに対する制裁の問題においても、あなたがたが原則的であることに感謝する。とりわけ、欧州連合(EU)による第19次制裁パッケージの採択と、ロシアの軍事機構に対するさらなる共同の強力な圧力を期待している」と述べた。
その他同氏は、「ロシアによるタンカー通過のためのバルト海海域の利用に対して、今よりはるかに厳格に対処すべきだ」と訴えた。
同氏はまた、「もしロシア人が戦争と、欧州の人々に対するハイブリッド攻撃を終わらせたくないのであれば、それ相応の圧力と制限を通じて、彼らに平和の願望を生み出さねばならない」と強調した。
加えて同氏は、「パトリオット」や「F16」を含む軍事支援パッケージ、そして欧州にない武器を米国からウクライナが購入することを可能にする「PURL」プログラムへのオランダの積極的な参加に対し、スホーフ氏に謝意を伝えた。
なお、6日、スホーフ・オランダ首相がキーウを訪問している。