ウクライナにはロシアからの安全の保証は必要ない＝ゼレンシキー宇大統領

ゼレンシキー大統領がキーウを訪れたカーニー加首相との共同記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ゼレンシキー氏は、「例えば、ウクライナのための『安全の保証』に関する文書の１つであるブダペスト覚書では、ロシアがその『安全』の保証国の１国であった。しかし、ロシア自身がその保証、その約束を破ったのである。したがって、私たちはロシア連邦からの『安全の保証』については話していない。私たちは、ロシア連邦から、同国の侵略から、あるいは将来の全面的な侵略行為の再発から私たちを守る『安全の保証』について話しているのだ」と発言した。

また同氏は、ウクライナ国民はロシアの侵略当初からウクライナと一緒にいてくれた国々を信頼していると強調した。その際同氏は、「例えば、侵略に関して制裁を科した国、武器を供与した国、人道支援を提供した国、エネルギーの不足時に私たちを支援してくれた国、拘束された子供や人々の帰還を助けてくれている国々だ」と述べた。