カナダはウクライナと共に現代的無人機を生産していく=カーニー加首相
写真・動画
ウクルインフォルム
カナダのカーニー首相は24日、カナダは同国供給業社を関与させた上でウクライナとの現代的無人機の生産に2億ドルを投入すると発表。また同氏は、同国は、北大西洋条約機構(NATO)のイニシアティブである「ウクライナのための優先的装備品ニーズリスト」(PURL)に非欧州国として初めて参加する国となるとも発表した。
カーニー首相がキーウ訪問時のゼレンシキー宇大統領との会談後記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
カーニー氏は、「本日、私たちはこの支援を、最も大きな影響を与える場所に特定し、振り向けることについて議論した。私たちはそれを実行する。(中略)私たちは、NATOの緊急軍事支援パッケージ『PURL』に参加する最初の非欧州国としてであることを誇りに思う。これは来月提供される」と述べた。
また同氏は、カナダは最新鋭の無人機の共同生産に資金を提供する伝えた。その際同氏は、「私たちはまた、カナダの供給業者を利用した形での、最新鋭の無人機をはじめとする、両国での防衛製品の共同生産に2億ドル以上を拠出する。さらに、極めて重要な多国間協力のために1億6500万ドルを拠出して無人機資源を強化するとともに、この凄惨な戦争で苦しむ民間人を支援するための人道支援にもっと資金を充てる」と発表した。
さらに同氏は、和平合意が結ばれた場合、ウクライナには陸、海、空の領域を守るための安全の保証が与えられなければならないと強調した。その際同氏は、平和を確保するためのアプローチは、「ウクライナに関するいかなる決定もウクライナなしには行わない、そして欧州に関するいかなる決定も欧州なしには行わない」という原則に沿ったものであるべきだと訴えた。
同氏はそして、カナダはウクライナの忠実な同盟国であり、過去も、今も、そしてこれからもそうあり続けると明言した。
なお、8月24日、ウクライナでは独立記念日が祝われている。カーニー加首相は、同日キーウで開催された関連式典にゼレンシキー宇大統領と共に出席した。