カナダは「安全の保証」として自国軍をウクライナに派遣する可能性を排除しない=カーニー加首相
ウクルインフォルム
カナダのカーニー首相は24日、同国はウクライナへの将来の安全の保証の一環で、カナダ軍の部隊をウクライナに派遣する可能性を排除しないと発言した。
カーニー首相がキーウ訪問時のゼレンシキー宇大統領との会談後記者会見の際に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。
記者から、カナダはウクライナにどのような安全の保証を提供する準備があるかと質問されると、カーニー氏は、「ウクライナや『有志連合』の私たちのパートナーたちと一緒に、私たちは陸海空の安全の保証の詳細を策定しており、私は、軍部隊のプレゼンスを排除しない」と答えた。
同時に同氏は、ウクライナの安全の保証の基盤となるの強力なウクライナ軍でなければならないとも強調し、「それを背景として、現在と将来の軍事機材の提供、産業能力の増強、訓練の確保が重要だ」と発言した。
なお、カナダは、軍指導官をウクライナに派遣し、2015年から「UNIFIER」という名の枠組みで、ウクライナ軍人を4万5000人訓練してきた。2022年にロシアの全面侵攻に際して、カナダの指導官はウクライナ領を去ったが、その数か月後、英国、ポーランド、ラトビアの領内でウクライナ軍人訓練は再開されている。