ルビオ米国務長官、ウクライナの安全の保証は欧州が主導権を握るべきと主張=報道

ルビオ米国務長官、ウクライナの安全の保証は欧州が主導権を握るべきと主張=報道

ウクルインフォルム
米国のルビオ国務長官は、戦後のウクライナの安全の保証に米国も参加することを認めた。同時にトランプ政権は、この件は欧州が指導的な役割を担うべきだと考えている。

CNNが21日に行われた電話会談の経緯に詳しい欧州の外交官の発言を元に報じた

この欧州の外交官によると、欧州の首脳補佐官たちとの電話会談時、ルビオ氏は米国が担い得る具体的な安全の保証の詳細については説明しなかったという。

その際欧州側は、米国当局者に対し、米国が軍事インテリジェンスや監視の提供を継続することを望んでいると伝えたという。

また関係者は、本件は8月18日にホワイトハウスでトランプ氏と欧州首脳たちが会談した際にも提起されたが、トランプ氏は具体的な約束はしなかったと述べた。

また、8月20日には、ケイン米軍統合参謀本部議長、グリンケビッチ米欧州軍司令官兼NATO欧州連合軍最高司令官と、欧州主要国の国防当局トップとの会合が開催。さらに同日、ドラゴーネNATO軍事委員会議長の指揮の下でNATO国防当局トップの拡大会議も開催された。

これらの会合に詳しい当局者によると、米国の参加はウクライナの安全の保証に関する計画の「全てを変えた」という。この人物によると、「有志連合」の計画担当者たちは、それまでもウクライナの安全の問題について議論していたが、米国側の立場が不明確であったため、議論は「あるレベルまでしか進んでいなかった」と述べる。

同時に、たとえ米国が参加しても、欧州自身が大陸の安全保障に責任を負っていることを、欧州は理解していると、記事には書かれている。

関係者によると、現在、ウクライナへの米軍の地上部隊の展開の可能性は、唯一「最終的に排除されているもの」だという。今週、軍のトップや計画担当者たちが議論した選択肢は、無人機や有人機による米国の航空支援から、どの国がウクライナに軍隊を派遣する用意があるか、NATOのどの基地が使用されるか、といったことに及んでいるという。

安全の保証に関する現在の議論に詳しいCNNの別の関係者は、米国の航空機操縦士もウクライナ上空での監視飛行に参加する可能性があるとし、前線や部隊の移動に関する高解像度の画像を提供することが、中間的な選択肢と見なされるかもしれないと述べているという。

写真:ウクライナ大統領府


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