「砲弾は得られる」=ウメロウ宇国防相、諸国防衛支援会議を総括
ウメロウ国防相がフェイスブック・アカウントで伝えた。
ウメロウ氏は、「今日、私たちのチームは、オースティン長官とブラウン将軍と別途会談があった。ウクライナの2024年の計画、要塞建設、ウクライナの防空の強化、レーダー戦機器の供与につき協議した。個別には、長射程攻撃手段も話し合った」と書き込んだ。
また同氏は、20回目となった同日の「ラムシュタイン会合」の際、諸国がウクライナ支援における団結と積極性を示したと伝えた。そして、「砲弾は、私たちの戦士が決定的に必要としているものだが、それは得られる! それが会議の主要な議題だった。パートナーたちは、155ミリ、152ミリ、105ミリなどの口径の榴弾砲砲弾の含まれる支援パッケージについて発表した。侵略者への抵抗に不可欠な弾薬を全世界で探し、見つけているパートナーたちに感謝している」と伝えた。
加えて同氏は、防空システム用ミサイルもさらに提供されると報告した。その際同氏は、「私たちの町を守るため、私たちの陣地に誘導爆弾を投下するロシアの航空機から私たちの戦士を守るための防空だ。私たちの防空システムのためにさらなるミサイルが提供される。私は、ウクライナの空はウクライナ人に属していると述べたドイツ国防相に感謝している。よって、私たちの共通の課題は、ウクライナの航空優勢を確保することだ」と書き込んだ。
さらに同氏は、ウクライナに戦闘機「F16」を供与する作業が続いているとし、同作業には米国、デンマーク、ベルギー、オランダ、ルーマニアなどが参加し、ウクライナへと同戦闘機ができるだけ早く到着するように活動していると伝えた。
そのほか同氏は、ウクライナへ無人機供与のために活動する国家グループ「無人機連合」に新しい国が加わり、最初の貢献を行ったと伝えた。そして同氏は、「3月中のウクライナへの最初の無人機供給がこの『連合』の最初の結果となる。また、戦場ですでに効率を示したウクライナの無人機の製造への投資可能性も議論された」と報告した。
同氏はまた、その他にドイツ、スウェーデン、ギリシャ、フランス、ブルガリア、スロバキア、ポルトガルの代表者との間で二国間会談も持ったと伝えた。
これに先立ち、19日、ドイツにおいて、約50か国の国防大臣や軍幹部が出席する第20回ウクライナ防衛問題コンタクトグループ会合(ラムシュタイン会合)が開催されていた。
写真:ウメロウ国防相(フェイスブック)