「キーウ安全保障盟約」は「ブダペスト覚書」の二の舞とはならない=ラスムセン前NATO事務総長

「キーウ安全保障盟約」は「ブダペスト覚書」の二の舞とはならない=ラスムセン前NATO事務総長

ウクルインフォルム
ラスムセン前北大西洋条約機構(NATO)事務総長は13日、将来の「キーウ安全保障盟約」は、効果の出なかった「ブダペスト覚書」とは3つの点で異なると発言した。

ラスムセン氏がキーウ(キエフ)での「ウクライナのための安全保証」勧告発表記者会見時に発言した。ウクルインフォルムの記者が伝えた。

ラスムセン氏は、「強調したいのは、キーウ安全保障盟約はブダペスト覚書とかなり違うということだ。(中略)私たちは、ロシアはその(編集注:ブダペスト覚書の)保証をまず2014年に破壊し、その後2022年にさらに破壊したのを目にした」と発言した。

同氏はまた、ブダペスト覚書は「言うなれば負の」安全保証であったとし、同覚書は3か国(米英露)がウクライナに対する武力行使を控えることを謳った内容であったが、それに対してキーウ安全保障盟約は、誰かが何かを控える、という内容ではなく、保証国がウクライナに必要なものを提供する義務を負う内容だと指摘した。

具体的には、同氏は、ブダペスト覚書とキーウ安全保障盟約の1つ目の違いとして、後者は、保証国が武器、訓練、インテリジェンス、軍事産業といったウクライナに必要なものを全て提供する義務を負うことを想定していると指摘した。

同氏は、2つ目として、キーウ安全保障盟約は、侵略国ロシアが常任理事国であり拒否権を行使できる国連安全保障理事会を頼らない内容となっていると指摘した。同氏は、「キーウ安全保障文書は、全ての行為が保証国の判断にかかっている点が異なる」と発言した。

3つ目の違いとして、同氏は、ブダペスト覚書は保証の観点では実現できないものであったとしつつ、「これに対して、キーウ安全保障盟約は、ウクライナが自衛できるように、その保証国が自らにあらゆることを行う義務を負うことになるため、行使可能なものである」と指摘した。

最後に同氏は、キーウ安全保障盟約は、その実現の詳細なメカニズムを規定しており、さらには制裁もその文書の一部となっていると強調した。

これに先立ち、ウクライナ大統領府は13日、ウクライナのための安全保証(security guarantees of Ukraine)に関する勧告を公開した。同勧告は、ウクライナと保証国グループによる「キーウ安全保障盟約(Kyiv Security Compact)」創設を想定した内容となっている。


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