パルビー元宇国会議長殺害事件の容疑者の息子は過去にバフムート防衛戦で戦死
第93旅団のリバコヴァ報道官がウクルインフォルムの問い合わせに対してこの事実を認めた。
リバコヴァ報道官は、ウクルインフォルム質問に対して、「ええ、所属していた」と答えた。
同時にリバコヴァ氏は、パルビー氏殺害容疑で起訴されている彼の父親とされる人物についての質問には、「彼が誰の息子であるかは私たちにはわからない。私たちは、彼の所属の事実のみを認める」と述べた。
なお、ミハイロ=ヴィクトル・スツェリニコウ氏の姓は、パルビー元議長殺害事件の容疑者と同じである。
第93旅団の後援サービスの代表であるカルナウホヴァ氏は、ウクルインフォルムの問い合わせに対し、「第93旅団の軍人であるミハイロ=ヴィクトル・スツェリニコウ下級軍曹は、2023年5月に(バフムート市で)特別な状況下で消息を絶った」と述べた。
これに先立ち、民間調査報道団体「スリツトヴォ・インフォ」は、「レンベルク」というコードネームを持つミハイロ=ヴィクトル・スツェリニコウ氏が第3機械化大隊の偵察部隊で戦闘に参加し、2023年5月にバフムートで戦死したと報じていた。同氏は、公式には2023年5月20日から行方不明とされている。同氏の遺体は戦場から回収できなかったという。
スツェリニコウ氏は、リヴィウの作家兼記者のオレーナ・チェルニニカ氏の息子で、全面侵攻が始まってすぐに、自ら志願して軍に入隊していた。彼の死は、2023年5月20日に母親に知らされたという。
オレーナ氏は、容疑者の男性(元配偶者)につき、「被告とは27年間連絡を取っていなかった。アンドリー・パルビー氏殺害事件に関する法廷からのニュースは、私たちの家族に衝撃を与えた。この状況において、ミハイロの記憶が歪められないことが重要だ」とニュースサイト「エスプレソ」に語った上で、被告とは子供が生まれてから連絡がほぼ途絶えていたと付け加えた。
オレーナ氏はまた、パルビー氏の遺族や近親者に対し、心からの哀悼を表明している。
これに先立ち、8月30日、西部リヴィウにてパルビー元最高会議議長が銃撃を受け、殺害されていた。
パルビー元国会議長殺害事件の容疑者は1日に拘束され、2日にはリヴィウ市地裁での公判の前に、自らの罪を認めていた。
写真:スリツトヴォ・インフォ