ウクライナの汚職容疑の元地方行政府幹部と国会議員の拘束決定
ウクルインフォルム
ウクライナの政権高官の汚職犯罪事件に特化した裁判所「高等反汚職裁判所」は4日、セルヒー・ハイダイ元ルハンシク州軍行政府長官・元ムカチェヴォ地区行政府長官とオレクシー・クズニェツォウ最高会議(国会)議員の未決囚予防措置として逮捕(勾留)を選択した。
ウクルインフォルムの記者が伝えた。
反汚職裁判所のストロヒー予審判事は、公判にて、ハイダイ容疑者につき「裁判所は容疑者に対して60日間の勾留という予防措置を選択する決定を下した。保釈金は1000万フリヴニャと定められた」と発表した。
ハイダイ容疑者は同日、同審理に出廷していた。
また、同日、同裁判所広報室は、クズニェツォウ容疑者についても60日間の勾留という予防措置を選択し、また保釈金を800万フリヴニャと設定したと公表した。
同時に、保釈金が支払われた場合にも、国外渡航旅券の提出や特定の人物との会話禁止など、各種義務も同時に定められている。
これに先立ち、ウクライナの政権高官の汚職犯罪の捜査・訴訟に特化した機関「国家汚職対策局(NABU)」と「特別汚職対策検察(SAP)」は2日、現職の最高会議(国会)議員、地区・市の軍民行政府のトップ、および国家警護隊の軍人が、無人機と電子戦機器を過度に吊り上げた価格で購入していた事件を摘発していた。