ボランティア団体、2014年クリミア占領参加のロシア軍人15名を特定

ボランティア団体、2014年クリミア占領参加のロシア軍人15名を特定

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国際調査コミュニティ「インフォーム・ナパーム」は、2014年のロシア連邦によるウクライナ領クリミア占領に参加していた、ロシア黒海艦隊第382独立海兵大隊に所属するロシア軍人15名を特定した。

インフォーム・ナパームがウェブサイト上にて発表した

同団体は、「ロシアのソーシャルメディアをインフォーム・ナパームがモニターする中で、ロシア連邦黒海艦隊第382独立海兵大隊のロシア軍人がベリベク飛行場、ウクライナ軍第204セヴァストーポリ戦術航空旅団本部、第50地対空ミサイル連隊本部の占拠、及び、ヘルソン州ヘニーチェシク地区チョンハル村侵攻に参加したことを示す新しい証拠が見つかった」と書かれている。

発表には、2014年のクリミア軍事占拠の際に「リトルグリーンメン」と呼ばれたロシア軍人は、覆面をし、標章を外していたため、特定が著しく困難であったと指摘されている。

インフォーム・ナパームは、「ロシア軍幹部は、軍事犯罪を行なっていることを認識した上で、実行者たちに対して、自らを丁寧に覆い隠すことを命じたのだ。しかし、インフォーム・ナパームのボランティアたちによる長年のソーシャルメディア上の調査とモニターのおかげで、ロシアの軍事犯罪者たちの覆面を剥ぎ取り、個人を特定することができ、ウクライナに対する侵略参加の追加的証拠を明らかにすることが可能となっている」と書いている。

今回ボランティアたちが特定し、写真付きでリスト化して公開したのは、ロシア黒海艦隊第382独立海兵大隊に所属するロシア軍人15名であり、ウクライナに対する侵略に参加した占領者である。

ボランティアたちは、ウクライナの治安機関に対して、ウクライナ法と国際法にしたがって、これら侵略に参加した人物について然るべき手続きをとるよう呼びかけている。

なお、2014年2月20日、ロシア連邦は、ウクライナ領南部クリミアへの占拠を開始することにより、対ウクライナ侵略を開始している。その後、同年3月16日、ロシアは、占領したクリミアの地位を問うとする自称「住民投票」を「実施」した。その2日後の3月18日、ロシア連邦はクリミアを「併合」する文書に署名した。

しかし、日本をはじめ、多くの国連加盟国は、この占領者により捏造された「住民投票」の「実施」と「結果」の合法性を含め、ロシアによるクリミアの「併合」は認めていない。


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