ドゥブネヴィチ容疑者の保釈金支払い 容疑者所在は現在不明
ウクルインフォルム
最高会議議員であり、国鉄の資金横領容疑がかけられているヤロスラウ・ドゥブネヴィチ氏の釈放のために、1億フリヴニャが支払われた。ただし、弁護士は、現在同容疑者の所在に関する情報を有していない。
8日、同容疑者の弁護士オレクシー・シェウチューク氏がウクルインフォルムにコメントした。
同氏は、「保釈金は昨日(7日)、(控訴院の)判決が発表される前には支払われていた」と発言した。
記者が、どこに同容疑者はいるのかと尋ねると、同弁護士は「知らない」と答えた。
同弁護士は、7日に高等反汚職裁判所控訴院にて、同容疑者の予防措置に関する控訴裁判が行われた際、保釈金支払いを示す領収書が提示されたにも関わらず、国家汚職対策局(NABU)職員がドゥブネヴィチ容疑者を拘置所に連行したと指摘した。
現在弁護士は、キーウ(キエフ)市内地区裁判所に対して、同容疑者の解放を要請しているとし、同時にNABUに対して同容疑者の所在に関する情報を提供するように要請しているという。
これに先立ち、11月2日、高等汚職裁判所は、国鉄ウクルザリズニツャ社の資金からの9320万フリヴニャの横領容疑のかかっている最高会議議員のヤロスラウ・ドゥブネヴィチ氏に対して、裁判前予防措置として、1億フリヴニャの保釈金を設定した上での逮捕判決を採択していた。
7日、高等汚職裁判所の控訴院は、この予防措置の保釈金額を9000万フリヴニャに変更していた。