ウクライナ東部前線付近、1キロメートル近くの鉄道レールが盗難
ウクルインフォルム
ウクライナ東部ドネツィク州にて、1キロメートル近くの線路(レール)を盗難したグループが拘束された。国鉄ウクルザリズニツャ社の被害額は、現在算定中。
1日、ドネツィク州警察が発表した。
発表には、「ドネツィク州警察は、鉄道レールを1キロメートル近く盗難したグループを摘発した。ドネツィク州捜索局職員は、容疑者4名を、彼らが前線付近のヤシヌヴァタ地区で鉄道のレールを破壊している最中に、拘束した」と説明された。
また、容疑者が、何者かの依頼を受けて公共の機材を用いてレールを切断していたことが指摘されている他、治安機関職員が約1キロメートルにわたるレールの破壊を確認したことが発表された。
そして、発表によれば、容疑者はまず300メートルのレールを外し、約12メートルずつ、28に分割、切断の際には、ガスバーナーや特殊鍵、トラクターといった公共企業の機器が用いられていたとのこと。
容疑者は、ドネツィク州オチェレティネ町とコスチャンティニウカ市出身者とザポリッジャ州出身者、年齢33~43歳。そのうちの一人は、ザポリッジャ州で6年にわたり扶養支払い義務の不履行により指名手配となっている人物であったとのこと。
トラクターは、公共企業の職員が犯罪実行のために運転していたと発表された。また、自供の結果、同盗難は注文を受けて行われていたとのことで、彼らを雇ったコスチャンティニウカ市在住の人物の捜索が続いている。