ロシア軍、ウクライナ各地を無人機で攻撃 死傷者あり
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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、7日夜から8日朝にかけて、自爆型無人機にて同国南部のドニプロペトロウシク州、北部のチェルニヒウ州やスーミ州、中部キーウ州のファスチウなどに対して攻撃を仕掛けた。
南部ドニプロペトロウシク州では、国家非常事態庁がテレグラム・チャンネルにて、州都ドニプロをはじめ、複数自治体が攻撃を受け、合計で1名が死亡、5名が負傷したと報告した。
ドニプロでは、着弾により行政庁舎が炎上、集合住宅3軒と自動車が損傷。
クリヴィー・リフ地区では、ロシア軍の攻撃で51歳の男性が死亡。農業企業、民家、送ガス管が損傷。
パウロフラード地区では、砲撃により4名が負傷、内1名は14歳男児・民家が炎上し、2軒が破壊され、附属施設や自動車が損傷・。
ニコポリ地区では、13歳の女児が負傷。5階建て集合住宅と学校と自動車が損傷したという。
同庁は、北部チェルニヒウ州州都チェルニヒウでは、ロシア軍の自爆型無人機の落下にて、集合住宅が損傷し、3名が負傷したと報告した。
同庁は、「チェルニヒウ。ロシア無人機の落下により、集合住宅が損傷。3名が負傷、1名が病院へ搬送された」と伝えた。
また、建物の窓や送ガス管が損傷。消防隊はガスによる出火を消火したという。
同庁はまた、北部スーミ州のオフティルカにて、8日未明のロシア軍の攻撃で9階建て集合住宅で火災が発生したと伝えた。
「ロシア軍は、オフティルカの9階建て集合住宅を無人機で攻撃した。2〜5階層のアパートで火災が発生した」と書かれている。
負傷者数は確認中とのこと。
同庁は、中部キーウ州のファスチウが夜間に再び攻撃を受けたと伝えた。
報告には、「3階建てと1階建ての建物の屋根が1500平方メートルにわたって炎上。爆風で、民家と行政庁舎が損傷した」と書かれている。