ロシア軍によるウクライナ大規模攻撃 死者12名、負傷者60名以上=内務省
写真
ウクルインフォルム
ウクライナのクリメンコ内務相は、24日夜から25日朝にかけてのロシア軍によるミサイルと無人機による大規模攻撃により、死者が12名、負傷者が60名以上出ていると発表した。
クリメンコ内務相がフェイスブック・アカウントで報告した。
クリメンコ氏は、「現時点で、70人以上が被害を受けている。12名が死亡、60名以上が負傷だ。死者の中には、ジトーミル州の一家の子供3人が含まれる。子供たちの両親は病院へ運ばれた。母親は重体だ」と伝えた。
また同氏は、ロシアの攻撃を受けたのは、キーウ市、キーウ州、ジトーミル州、フメリニツィキー州、テルノーピリ州、ドニプロペトロウシク州、ミコライウ州、オデーサ州、ハルキウ州、チェルニヒウ州、チェルカーシ州、スーミ州、ポルタヴァ州だと伝えた。また、住宅が80軒以上破損し、火災が27件発生(内3件はまだ消火作業中)だと報告した。
キーウの被害 写真:ユリヤ・オウシャンニコヴァ/ウクルインフォルム
オデーサの被害 写真:ニーナ・リャショノク/ウクルインフォルム
ミコライウの被害 写真:キム・ミコライウ州軍行政府長官
キーウ州の被害 写真:国家非常事態庁
キーウ州の被害 写真:ヴォロディーミル・タラソウ/ウクルインフォルム
そして同氏は、「今回の攻撃は、複合的で、民間人を対象にした容赦のない攻撃だった。敵は再び、彼らの目的が恐怖と死であることを示したのだ」と強調した。
これに先立ち、ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、前日に続いて、24日から25日にかけての夜間も同国各地に対してミサイルと自爆型無人機による大規模な攻撃を行っていた。