ロシア軍、2夜連続でウクライナを大規模空撃 各地で死傷者

ロシア軍、2夜連続でウクライナを大規模空撃 各地で死傷者

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ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略を続けるロシア軍は、前日に続いて、24日から25日にかけての夜間も同国各地に対してミサイルと自爆型無人機による大規模な攻撃を行った。

中部キーウ州のカラシニク州軍行政府長官は、テレグラム・チャンネルにて、同州では、住民が3名死亡、10名が負傷したと報告した

カラシニク氏は、「残念ながら、本日未明の敵のキーウ州への攻撃により、3名が死亡した。オブヒウ地区では消火作業中に2名(編集中:の遺体)が見つかった。さらに1名がブチャ地区で亡くなった」と書き込んだ。

さらに、同氏は、同州では負傷者が計10名(ビラ・ツェルクヴァ地区で6名(内児童2名)、ファスチウ地区で2名、ブチャ地区で2名)出たと伝えた。

また州内では、ブロヴァリ地区、ビラ・ツェルクヴァ地区、ブチャ地区、オブヒウ地区で今回の攻撃の被害が確認されているという。

その後、国家非常事態庁は、フェイスブック・アカウントで、キーウ州の死者は4名となったと報告した

キーウ州の被害 写真:ヴォロディーミル・タラソウ/ウクルインフォルム

首都キーウ市では、市軍行政府が、テレグラム・チャンネルで、未明4時時点で市内では11人の負傷者が出たと報告している

報告によるキーウ市内で確認されている被害は以下のとおり。

・ホロシーウシキー地区:寮が破損、火災発生。撃墜された敵無人機が複数地点に落下。

・ドニプロウシキー地区:民間住宅2階が破壊。火災なし。

・シェウチェンキウシキー地区:ビジネスセンターが破損。

キーウの被害 写真:ユリヤ・オウシャンニコヴァ/ウクルインフォルム

🚀Наслідки ворожої атаки на Київ: 🟡Голосіївський район – пожежа на фасаді 5-поверхового гуртожитку через розгерметизацію...

Опубліковано ДСНС України Субота, 24 травня 2025 р.

中部フメリニツィキー州では、チュリン州軍行政府長官が、フェイスブック・アカウントにて、未明の攻撃で民間インフラが破壊され、4名が死亡、5名が負傷したと報告した

チュリン長官は、「暫定情報では、残念ながら、4名が死亡。5名が破片により負傷し、病院にいる。内1名が重体だ」と伝えた。

❗️Не оминула російська атака сьогодні і Хмельниччину Внаслідок чого постраждала цивільна інфраструктура, є загиблі та...

Опубліковано ДСНС України Субота, 24 травня 2025 р.

また同氏は、6軒の民家が破壊され、さらに20軒以上が損傷したとし、他に教育施設、公共交通機関が破損したと報告している。

中部ジトーミル州では、国家非常事態庁が、フェイスブック・アカウントで、児童3名が死亡、12名が負傷したと報告した

報告には、亡くなったのは8歳、12歳、17歳だという。民家が破壊されたと書かれている。

北部チェルニヒウ州では、国家非常事態庁が、フェイスブック・アカウントにて、州内複数地区に無人機とミサイルの着弾が確認されていると報告した

倉庫と非居住型建物で火災が発生し、最大の火災は1000平方メートルに及んだと書かれている。また、石炭倉庫と非居住型建物でも火災が発生したという。

Чернігівська область зазнала повітряної атаки з застосуванням БпЛА та ракет. Зафіксовано кілька влучань у різних...

Опубліковано ДСНС України Субота, 24 травня 2025 р.

北部スーミ州では、国家非常事態庁が、テレグラム・チャンネルにて、州都スーミにて敵無人機が食糧企業の建物に着弾し、屋根が破損し、火災が発生したと報告した。消防隊員は、消火を一度始めてから、二度目の攻撃の危険から、一度撤退。敵は、予想通り、消防隊員の活動していたところに二度目の攻撃を行ったという。鎮火済みで、犠牲者は出ていないとのこと。

南部ミコライウ州では、国家非常事態庁が、テレグラム・チャンネルにて、州都ミコライウの5階建ての集合住宅に無人機の着弾があり、1名が死亡、5名が負傷したと報告した

報告には、6時時点で、救助隊が77歳の男性の遺体を瓦礫の下から引き上げたと書かれている。

ミコライウの被害 写真:キム・ミコライウ州軍行政府長官

着弾のあった集合住宅では、2階層が破壊され、その他の階層も破損しているという。瓦礫の下からは2名の女性が救助され、1名が重体で病院へ搬送されたと報告されている。

南部オデーサ州では、国家非常事態庁が、フェイスブック・アカウントにて、集合住宅近くの駐車場が攻撃を受け、自動車が20台炎上したと伝えた。犠牲者は出ていないとのこと。

オデーサの被害 写真:ニーナ・リャショノク/ウクルインフォルム

西部テルノーピリ州では、ネホーダ州軍行政府長官が、テレグラム・チャンネルにて、州都テルノーピリの産業企業の建物に着弾があり、1000平方メートルにわたる火災が発生したと報告した

ネホーダ氏は、「夜間の敵の攻撃の際、2時56分に、テルノーピリ市(産業地区)にて、暫定情報で、巡航ミサイル『カリブル』の着弾により、産業企業の建物が部分的に破損、その後火災が発生した。工場内では複数の発火により1000平方メートルの敷地での火災が観察されている。鎮火作業が続いている」と伝えた。

犠牲者情報は接到していないとのこと。

Ліквідовано пожежу, яка виникла на одному з промислових підприємств у Тернополі через нічну атаку ворога. Попередньо,...

Опубліковано В'ячеслав Негода Субота, 24 травня 2025 р.

東部ハルキウでは、テレホウ・ハルキウ市長が、テレグラム・チャンネルにて、市内3地区へと無人機による攻撃があり、3名が負傷したと報告した

テレホウ氏は、市内で複数爆発が聞こえたと報告した上で、「暫定情報では、オスノヴヤンシキー地区、ノヴォバヴァルシキー地区、シェウチェンキウシキー地区にて飛来が確認されている。オスノヴヤンシキー地区では、民間企業が被害を受けた」と書き込んだ。

また、同氏は、集合住宅複数の窓ガラスが破損し、「児童1名がガラスの破片で負傷し、治療が施された」と伝えた。さらに同氏は、シェウチェンキウシキー地区での負傷者数は3名となっていると報告している。

追加(5月25日10:22):キーウ州の死者数増加を追記

追加(5月25日8:36):スーミ州の情報を追加

追加(5月25日12:06):写真追加


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