ロシア軍、ウクライナ東部チャシウ・ヤルへの襲撃を止めず
ウクルインフォルム
ウクライナへの全面侵略戦争を続けるロシア軍は、同国東部ドネツィク州チャシウ・ヤルへの襲撃の試みを続けているが、領土の制圧はできていない。
ヴォロシン作戦戦略部隊集団「ホルティツャ」報道官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
ヴォロシン氏は、「敵はチャシウ・ヤル襲撃の試みを止めていない。領土面での敵の成功は過去数日、過去数週間、一切ない。ロシア軍はそこ(チャシウ・ヤル)にはいない…。占領者は、ドルジュキウカ、クラマトルシク、スロヴヤンシクへとさらに進軍するためのチャシウ・ヤルのある優位な高地を支配する試みを断念していない」と発言した。
また同氏は、ウクライナの防衛戦力はチャシウ・ヤル近郊の状況をコントロールしていると強調した。
さらに同氏は、敵はシヴェルシキー・ドネツ〜ドンバスの運河沿いラインに到達して、チャシウ・ヤルを制圧し、クラマトルシク方面へとさらに進軍するための条件を作り出すために、バフムートから西のウクライナ側の防衛突破に努力を集結させているとしつつ、しかし敵は運河を越えることができていないと伝えた。
同時に同氏は、ロシア軍はチャシウ・ヤル周辺への砲撃と無人機攻撃を活発化させているとし、過去24時間だけで92回の迫撃砲・榴弾砲砲撃が確認されたと伝えた。