ロシアの新攻勢に戦略的性格はない=ウクライナ軍情報機関
ウクルインフォルム
ウクライナ軍国防省傘下情報総局所属のスキビツィキー氏は、ロシア軍は2月初頭からウクライナの4、5方面で攻勢を仕掛けているが、その攻勢は戦略的性格のないものだと指摘した。
スキビツィキー氏がAP通信へのインタビュー時に発言した。
スキビツィキー氏は、「彼らがヘルソンから撤退して以降、彼らがヘルソンとドニプロ川西岸から完全に去らざるを得なくなってから、彼らは(戦力を)再編した。そうして2か月が過ぎた。そして、確かに、2月の初めから攻勢が始まっている。その攻勢には戦略的性格はないが、しかし少なくとも積極的な攻撃が始まった場所が4、5方面ある。それは、ルハンシク州、ドネツィク州、ザポリッジャ州だ」と発言した。
同氏はまた、多くのことが、今後数か月の展開、どのような成果が生じるかにかかっていると指摘した。
そして同氏は、「なぜなら、私たちもまた、自らの軍事行動を用意しているからだ。明日とか明後日とかではなく、一定期間のものだ。私たちがロシアへの潜在的影響を考える時には、私たちは主に否定的影響、何より同国軍人の士気への影響を考えている」と発言した。