「露軍の圧力はあるも、前線に変化はない」=ゼレンシキー宇大統領
ウクルインフォルム
ウクライナのゼレンシキー大統領は21日、ロシア軍はウクライナ防衛戦力に対してあらゆる武器を用いているが、その圧力を受けても、前線の衝突ラインは変化していないと発言した。
ゼレンシキー宇大統領が同日夜の動画メッセージで発言した。
ゼレンシキー氏は、「ザルジュニー総司令官が前線の概況と敵の私たちの陣地へのミサイル攻撃について報告した。もちろん、ドネツィク州とルハンシク州の報告は特別な感情を呼び起こす。敵の攻撃、恒常的な集中的襲撃を抑えるべく、あらゆることを行っている。ロシアは、甚大な損耗を被りながらもその襲撃を止めていない」と伝えた。
また同氏は、「シルシキー将軍(編集注:陸軍司令官)は、バフムート方面とリマン方面について報告した。激しい戦闘だ。原則的な戦いだ。私たちの若者たちを支えるためにあらゆることを行っている。タルナウシキー将軍は、アウジーウカ方面やその他の方面についての戦いについて報告した。占領者は、私たちの若者たちに対して、催涙弾を含む、あらゆる種類の武器を用いている」と述べた。
同時に同氏は、「しかし、非常に重要なことは、あらゆる圧力を受けながらも、前線には変化がない(編集注:ウクライナ軍が前線から後退していない)ということだ。私は、その点につき、これらの前線方面を守っている私たちの戦士、兵士、軍曹、将校、将軍に感謝している」と伝えた。