ウクライナ空軍報道官、クリミアなどで爆発が今後も続くと発言
ウクルインフォルム
ウクライナ空軍司令部のイフナト報道官は17日、ウクライナ南部一時的被占領下クリミアにて連日発生している爆発につき、現在話すことはできないが、そのような爆発は今後もクリミア以外の場所でも生じるだろうと予想した。
イフナト報道官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
イフナト氏は、「それが何であったかは、残念ながら、話すことはできない。『木綿』(編集注:爆発の隠語)がクリミア以外のところでも今後生じるということは、間違いない。なぜなら、現在『木綿』がなければどうにもならないからだ」と発言した。
その他、ハルキウ州へとロシア軍のS-300のミサイル攻撃があったことについて、同氏は、ロシア軍はハルキウ州だけでなく前線全域でS-300を使用していると指摘し、その際、「それは、侵略国に高精度で長射程の武器が不足していることを示している。他方で、S-300はたくさんあるし、それはずっと前に製造されたものであり、そのためその多くは廃棄が必要なのだ。しかし、私たちの防空戦力は、何度も証明してきたように、敵のミサイルと無人機を昼夜問わず撃墜する準備がある」と発言した。
さらに同氏は、敵の攻撃対象は全面侵攻開始時には定められていたのだとし、それは重要インフラ、国家・政府庁舎、燃料・エネルギー分野施設、水力構造物、発電所、交通インフラだと指摘した。
これに先立ち、17日未明2時58分(キーウ時間)、一時的被占領下セヴァストーポリのルコムシカ通りにて、大きな爆発が生じた。近くにはロシアの軍事基地がある地点。また、16日にも、クリミアのセヴァストーポリとアルミャンシクの軍事記事にて爆発音が聞かれていた。