ダニーロウ宇安保会議議長、侵攻開始1年に合わせロシアが大型進軍を再開する可能性を指摘
ウクルインフォルム
ウクライナのダニーロウ国家安全保障国防会議(NSDC)書記は、現在ロシアが大規模なエスカレーションを準備していると発言した。
ダニーロウ氏がスカイニュースへのインタビュー時に発言した。
ダニーロウ氏は、「ロシアは、最大限のエスカレーションを準備している。同国は、あらゆる可能なものをかき集め、訓練を行っている。(中略)私たちは今後2、3週間、あらゆるシナリオを排除しないと言うことができる」と発言した。
同氏はまた、プーチン露大統領が2022年2月24日と同様に北部、南部、東部から攻撃を試みる可能性も排除しないとし、全面的侵攻1周年に合わせて行われる可能性もあると指摘した。
同時に同氏は、ウクライナの防衛戦力は、あらゆることに向けて準備しており、西側の同盟国もウクライナを1年前よりはるかに強力に支援していると強調した。
同氏は、ロシアの新たな大規模進軍では32万人以上の兵力の約半分が用いられると予想されていると発言した。
そして同氏は、今次戦争の主要な戦いはまだこれから生じるとの見方を示した。同氏は、「私たちは、大きな困難な時期を通り抜けたが、私は、主要な戦いはまだこれからだと確信しており、それは今年、2、3か月間にわたって生じるだろう。それが戦争における決定的な月日となるだろう」と指摘した。
その上で同氏は、ウクライナはだからこそ西側パートナー国により多くの武器をできるだけ早く送るように要請しているのだとし、過去数日ウクライナは戦闘機の提供を主張していると伝えた。同氏は、「それが戦闘機タイフーンであれば最高だ。F-16も適している。どのような支援も適合する」と発言した。