バフムートに残っている住民は約5% 一部はロシア支持
ウクルインフォルム
ウクライナ軍第24独立機械化旅団のニコリン報道官は、ウクライナ東部ドネツィク州バフムートの状況は安定しており、戦闘が続いているとし、また市内に残っている住民にはロシアを支持している者もいると発言した。
ニコリン報道官がテレビ番組「統一ニュース」出演時に発言した。
ニコリン氏は、「バフムート住民の当初の数からすると、思うに、現在残っているのは約5%だ。民間人の間に毎日犠牲者が出ている。なぜなら、民間人は水を求めて出歩き、食料を見つけようとしたりしており、砲撃に晒されるからだ。最近、住民を避難させたが、女性1名は足が吹き飛ばされてしまった。しかし、彼らは病院へと搬送した。住民の気持ちについては、残念ながら、彼らの一部はロシアを支持している。しかし、一部は私たちを支持しており、私たちに支援を提案してくれている」と伝えた。
また同氏は、ロシア側は、2方面である種の戦果を収めているとしつつ、しかしその戦果は大したものではないと指摘した。同氏は、「過去数か月の間起きていたことが起き続けているのだ。敵は、私たちの陣地を止めどなく攻撃しようとしている。何とかしてバフムートを包囲しようとしている。しかし、今のところ私たちの旅団は強固に耐えており、敵に成功はない。概して、バフムートに関しては状況は基本的に安定している。的に一定の戦果が北と南の方角にありはするが、それらは決定的なものではなく、200〜300メートルの前進であって、それ以上のものではない」と発言した。
同氏はまた、武器の面での問題はないとし、食べ物や必要な物に関しては、ボランティアの人々が持ってきてくれたり、自分たちで運んできたりしていると伝えた。