「『一方的停戦』は何も意味しない、単なるプロパガンダ」=ウクライナ情報機関

「『一方的停戦』は何も意味しない、単なるプロパガンダ」=ウクライナ情報機関

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ウクライナ国防省傘下情報総局所属のスキビツィキー氏は、ロシアの発表した「一方的停戦」は何も意味せず、プーチン露大統領はそのような手段でウクライナ国民や国際社会の反応を確かめているのだと指摘した。

情報総局がテレグラム・チャンネルにて、スキビツィキー氏のイタリア紙「コリエーレ・デラ・セラ」へのインタビュー時の発言を伝えた

スキビツィキー氏は、いわゆる「一方的停戦」は何も意味するものではないとし、「それは単なるプロパガンダだ。プーチン露大統領はそのような手段で、ウクライナ国民や国際社会の反応を確かめようとしているのだ」と指摘した。

その他、同氏は、ウクライナは今年中に戦争を終わらせるために行動していくと発言した。同氏は、「戦争が今年終わるように、あらゆることを行っていく。それは、ロシアの経済がどうなるかや、経済的圧力が高いままで推移するかにもかかっている。国際社会からウクライナへの支援が続くことや、ロシアがさらに孤立することにも左右される」と発言した。

また同氏は、現在気温が下がり続けているため、「今日明日にでも」ロシア軍が再びウクライナのインフラ施設に新たな攻撃を行うことはあり得ると指摘した。

さらに同氏は、年越しの際、ロシア軍はミサイルを20弾しか使わなかったことを指摘し、またロシアに残っている「イスカンダル」のミサイルは90弾のみだとも発言した。

その他同氏は、ロシアが使っているイラン製無人機「モハジェル−6」や「シャヘド」には、様々な国で生産されている部品が用いられているとし、情報総局は、この無人機の製造を防ぐために、関係国に対してこの問題について報告したと伝えた。

記者から、マキーウカにおける最近の多くのロシア軍人の殲滅について質問されると、スキビツィキー氏は、その攻撃は8月に始まった反攻の一環だとし、今後も敵への攻撃は続くと述べた。

北部からのロシアの再進軍の可能性につき質問されると、スキビツィキー氏は、現時点でロシアはそのために十分な戦力を有していないと発言した。そして、同氏は、ベラルーシが部隊再編のための基地として使われていく可能性はあると指摘した。

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