オデーサで1000人以上がクリスマス合唱行進に参加
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ウクライナ南部オデーサで12月25日、市の中心部を練り歩くクリスマスの合唱行進(コリャダー)に1000人以上が参加した。
NGO「ヴィシヴァンカ・フェスティバル」のナターリヤ・マジャロヴァ代表がウクルインフォルムにコメントした。
行進はオデーサ市及びオデーサ州の歌唱団が先導した。行進中には、ウクライナ南部のクリスマス・キャロルや現代の創作楽曲が歌われ、最後にはウクライナの防衛者に捧げるクリスマス・キャロルで締めくくられた。
オデーサでの合唱「自由の海岸のクリスマス」 写真:イヴァン・ストラホウ
この行進の参加者は鮮やかな「クリスマスの星」が掲げられ、その多くは手作りだった。それらは合唱行進において視覚的に際立ったイメージを作り出し、行進を祝祭の雰囲気で満たしていた。
マジャロヴァ氏は、「ウクライナ南部は現在、ロシアの文化的蓄積をダイナミックかつ意識的に除去している。伝統は自動的に生まれるものではない。伝統は、誰かがそれを生み出す時に現れるのだ。人々が集まり、歌い、共に歩み、それを毎年繰り返すことで生まれる。だからこそ主催者は、オデーサにおいて『誰と、どこで、どのように歌うか』というシンプルな環境を作りたかった。そして、この街にはキャロルを歌い、共に歩み、クリスマスを分かち合う準備のある人々が1000人以上もいることが分かったのだ」と語った。