ウクライナ、2月26日は「クリミア占領抵抗の日」

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ウクライナでは、2月26日はクリミア自治共和国及びセヴァストーポリ市の占領に対する抵抗の日を記念する日である。この日は、2014年にシンフェローポリで起きた大規模な親ウクライナ集会を記念して制定されている。

2014年のこの日、数千人のクリミア・タタール人及びウクライナ人がクリミア自治共和国最高会議の建物前に集まり、ウクライナの領土一体性を支持し、クリミア半島の地位変更の試みに反対した。ウクルインフォルムが伝える。

写真:レファト・チュバロフ「メジュリス」代表(フェイスブック)

その前日の2月25日、クリミア最高会議の建物の前で「クリミア戦線」運動と「コサック」組織なる親露集会が開催された。同集会の参加者たちはウクライナからのクリミア分離を要求した。当時のコンスタンチノフ・クリミア最高会議議長は、2月26日に臨時会合を開催すると発表した。報道によれば、同会合ではクリミアのウクライナからの離脱が議題として検討される可能性があったという。

2月26日、クリミア最高会議の前では2つの集会が同時に集まった。クリミア・タタール民族代議機関「メジュリス」や「ユーロマイダン・クリミア」運動、その他の親ウクライナ団体が主催し、最大1万人を集めた親ウクライナ集会と、「ルーシ団結」党が主導した約700人規模の新ロシア派集会であった。

そして、治安措置の不足により、両集会の参加者間で衝突が発生し、結果として2人が死亡した。衝突の末、親露派活動家は議会の中庭へと押し戻され、臨時会合は中止された。

翌日、2014年2月27日、識別章のない武装したロシア軍兵士たちがシンフェローポリの最高会議及び閣僚会議の建物を占拠。ロシアによるクリミア占領の大っぴらな局面が始まった。

写真:ウクルインフォルム(アーカイブ)

2020年、ゼレンシキー宇大統領は、毎年の記念日として2月26日を「クリミア自治共和国及びセヴァストーポリ市の占領抵抗の日」と定める大統領令に署名した。

この制定は、ロシアの侵略に対して最初に公然と対抗し、クリミア占領の試みに対して抵抗を示したウクライナ国民を称えることが目的となっている。