大統領選挙があれば約20%のウクライナ国民がゼレンシキー大統領に投票する意向
世論調査
ウクライナで行われた最新の世論調査によれば、近い将来に大統領選挙が行われ、現職のゼレンシキー大統領が出馬する場合、21.6%のウクライナ国民が同氏に投票する用意があり、次点はザルジュニー元ウクライナ軍総司令官(現駐英大使)で20.9%だった。
社会・マーケティング調査センター「ソツィス」が12月12〜18日に実施した世論調査の結果を公開した。
「近々大統領選挙が行われるとしたら、あなたは誰に投票するか」との設問で、21.6%(投票先不明/投票しないを除いた場合は30.6%)がゼレンシキー氏に、20.9%(同29.6%)がザルジュニー氏に投票すると回答した。
続けて、5.7%(同8.1%)がブダーノウ情報総局局長に、5.1%(同7.2%)がポロシェンコ欧州連帯党党首(前大統領)に、4.3%(同6.1%)がティモシェンコ祖国党党首(元首相)に投票する意向を表明した。
同時に、投票しないとの回答は5.4%、わからない/無回答は24.1%だった。
また、仮に決選投票が行われ、ゼレンシキー氏とザルジュニー氏が進出した場合は、ゼレンシキー氏は35.8%の支持を得る一方、ザルジュニー氏は64.2%の支持を得るとの結果となっている。
また、ザルジュニー氏が選挙に参加しない場合に、ゼレンシキー大統領と共に決選投票に進むのは恐らくブダーノウ氏となる。そのシナリオを想定した設問では、回答者の56.2%がブダーノウ氏に投票すると回答し、ゼレンシキー大統領への投票の回答は43.8%となった。
今回の世論調査は、ソツィスが12月12日から18日にかけて、ウクライナ全土(被占領地除く)の18歳以上2000人を対象に、対面式で実施したもの。理論的誤差は最大で±2.6%だと書かれている。
写真:EU