大阪万博でウクライナの「価値を示す」パビリオンがオープン

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大阪万博にて、ウクライナのパビリオン「Not For Sale(非売品)」が開かれている。コンセプトは、「何も買うことができないお店」。

ウクライナ経済省広報室が伝えた

発表には、4月13日に万博が始まった日に、ウクライナのパビリオンもオープンし、初日、パビリオンを約5000人が訪れたという。

スヴィリデンコ第一副首相兼経済相は、「ウクライナのパビリオンは、主催者が交通整理券を配らないといけないほどの反響を呼んだ。毎時1500人の来場者がパビリオンを通過しており、主催者の試算では、半年後にはパビリオンを目にする人の数は2300万人に達するという。そのため、これは世界に私たちの価値と強靭さを示す戦略的機会なのだ」と発言した。

ウクライナパビリオンには18個の物が置かれており、それぞれが「自由」「尊厳」「強靭さ」といった、人の価値を象徴しているという。それぞれにバーコードがついており、来場者がそれを読み取ると、「値段」が表示される代わりに、モニターにビデオストーリーが映し出され、「教育の権利」「選択の自由」「医療の権利」といった、その物の本当の「価値」が記されるという。

パビリオンの隣には、「Values-Driven Economy(価値主導経済)」ゾーンがあり、戦時下で活動を続けるウクライナの企業の物品が展示されている。

写真:在日ウクライナ大使館、スヴィリデンコ第一副首相(フェイスブック)