キーウでウクライナ軍人の写真集のプレゼン開催

写真

50人の写真記者の作品からなる写真集「文明間戦争における不屈のウクライナ」が出版に際し、17日にウクルインフォルムでプレゼンテーションが行われた。

この写真集の制作を主導したのは、法律雑誌「ウクライナの法律」の編集長を務めるオレクサンドル・スヴャトツィキー氏と人権保護団体「メモリアル」のステパン・クビウ代表。

スヴャトツィキー氏は、「私たちは、2万点以上の写真を見て、その中から4000点を選び、それが本に納められた」と発言した。

写真集は、尊厳革命から現在までのウクライナの歴史を示す27のテーマに分かれているという。スヴャトツィキー氏は、シルシキー現軍総司令官、ザルジュニー前総司令官、戦死したオペラ歌手のヴァシリ・スリパクや活動家のロマン・ラトゥシュニー、ドミトロ・コツュバイロ「ダヴィンチ」指揮官などの軍人の写真が納められている項目に注意を促した。

プレゼンテーションでは、オンラインで「世界ウクライナ人会議」のパウロ・グロド代表やノーベル平和賞受賞者の人権保護活動家、オレクサンドラ・マトヴィチューク氏がメッセージを送った。

写真集制作者たちは、2冊目の本の制作に取り掛かっているとし、2冊目は「テロ国家ロシア 勝利と処罰」になると伝えた。

写真:キリロ・チュボチン/ウクルインフォルム

写真集は、ウクライナ語と英語で制作されており、ウクライナや外国の政権機関や、大使館、国際機関に配布されると説明された。

制作には、ウクルインフォルム、アルミヤインフォルム、最高会議官報「ウクライナの声」、法律雑誌「ウクライナの法律」が参加。また、人権保護団体「メモリアル」、市民団体「ダニーロ王記念アート基金」、国立歴史研究所、ウクライナ後研究所が後援したという。