クリミアで年初から182人の市民逮捕 内122人は先住民クリミア・タタール人=調査

シンクタンク「クリミア・タタール・リソース・センター」は、2023年1月から9月にかけて、一時的被占領下ウクライナ領クリミアでロシア占領政権は182名の市民を逮捕しており、その内122名はクリミア・タタール人だと伝えた。また、57回の家宅捜索が行われ、154名が拘束されているという。

16日、クリミア・タタール・リソース・センターが報告した

発表には、ロシア占領政権の人権侵害の多くが先住民であるクリミア・タタール人に対して体系的に行われていると書かれている。

そして、2023年1月から9月末までの9か月間のクリミアにおける人権侵害の分析によれば、57回の家宅捜索が行われ、その内38回がクリミア・タタール人の自宅に対して行われたと報告された。2022年は同時期25回、2021年は46回だったという。

バリイェウ同センター理事長は、「2023年の9か月間で、154件の拘束が確認された。112件はクリミア・タタール人に対してだ。確認された拘束の内いくつかは家宅捜索後に行われている。クリミア住民は、ロシアで禁止されている組織『イスラム解放等』や『エホバの証人』に関与したとか、ロシア軍への徴兵を逃れようとした、『ソーシャルネットワークでテロを正当化した』、『テロを促した』、『国家反逆罪』の疑惑で拘束されている。また、裁判所の建物の近くでの大規模拘束も確認されている」と伝えた。

報告によれば、2023年の9か月間で、182件の逮捕事例が確認され、その内122件がクリミア・タタール人に対するものだったという。

また、被拘束者に対して適切な治療が施されなかったことで、2名の政治囚、ジェミル・ハファロウ氏とコスチャンティン・シリンフ氏が拘束されている際に死亡したと報告された。