ウクライナ南部ヘルソン州、18の自治体で水没被害続く

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ウクライナ南部のヘルソン州では、ロシアによるカホウカ水力発電所ダム爆破後の水没被害が、現在も18の自治体で続いている。

3日、国家非常事態庁が報告した

報告には、「7月3日14時時点で、ドニプロ川右岸の1つの自治体(建物1軒)と、一時的被占領下(編集注:左岸)の17の自治体が引き続き水没している」と書かれている。

水の汲み出し作業が続いており、過去24時間で7つの地下室から1200トンの水が汲み出されたという。また、作業全体を通じてこれまでに1032軒の建物・地下室から、47万9008トンの水が汲み出されたと報告された。

また、過去24時間で38トンの水が現地に運び込まれ、その内36トンが飲用水、2トンが技術用水だという。作業全体では、755トンの飲用水と315トンの技術用水が運び込まれたという。

これに先立ち、6月6日、ロシア軍がウクライナ南部のカホウカ水力発電所のダムを破壊。これにより、ヘルソン州とミコライウ州の自治体が水没。またカホウカ貯水場の水位が急速に低下した。