ウクライナ諸地域取材プロジェクト「ウクライナー」創設者がジャーナリズム賞受賞

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21日、写真、動画、テキストでウクライナ諸地域の調査・取材プロジェクト「ウクライナー」の創設者ボフダン・ロフヴィネンコ氏が、ウクライナの独立した優れたジャーナリズムの主体に贈られる「ゲオルギー・ゴンガゼ賞」の2023年の受賞となった。

メディア関連ニュースサイト「メディア探偵」が報じた

プロジェクト「ウクライナー」は、約6年前に開始。無人機、動画、ルポルタージュといった手段を活用し、ウクライナ国内の様々な地点を探検し、人々、アート、ビジネスを紹介している。ウクライナーは、急速に成長し、新しい形、アイデアを加え、多言語での発信を始め、何百人のボランティアを抱えるプロジェクトとなった。

2022年2月24日以降、「ウクライナー」は、主に現在の戦争に関する情報発信を行う方針に移行。過去15か月間、同プロジェクトは、様々な言語で、ウクライナの人々がロシアの侵略に抵抗する姿や、解放された町や村の生活、ロシアの過去の侵略の歴史を伝えている。

ロフヴィネンコ氏は、「私は、自分のことをこの賞を受けるに特別値しているとは思わないし、この賞は、2022年2月24日にウクライナーの活動を変貌させた私たちのチーム全体の活動への評価だと確信している」と述べ、受賞に際して、現在プロジェクトに特に携わっている50人強のメンバーの名前を読み上げた。

「ゲオルギー・ゴンガゼ賞」は、2019年に、ウクライナ・ペンクラブ、キーウ・モヒラ・ビジネス・スクール、ウクラインシカ・プラウダ通信などによって創設されたウクライナ国内の優れたジャーナリストに贈られる賞。賞の名前は、過去に暗殺された著名ジャーナリストからとられている。

なお、「ウクライナー」は2023年3月に、日本語版書籍『美しきウクライナ』を日経ナショナルジオグラフィック社から出版している。