被占領下マリウポリにて給与未払いにより水道局職員が抗議

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ロシア軍により一時的被占領下にあるウクライナ東部マリウポリにて、給与未払いを受けて、市の水道局職員が抗議を行っている。

11日、マリウポリ市議会がテレグラム・チャンネルにて伝えた

市議会は、「騒動が起こっている! 被占領下マリウポリでは、市水道局職員が抗議をしている。理由は、給与未払いだ」と伝えた。

職員たちは職場へ向かうことを拒否し、約束された給与の支払いを要求し始めているという。

市議会はまた、「占領者は、彼らがロシア人の奴隷的メンタリティに慣れることを期待していた。しかし、マリウポリ市民は尊厳を持っており、彼らの仕事に敬意を払われることに慣れているのだ! なぜなら、ウクライナのマリウポリでは、彼らはその町のための仕事に対して定期的に高い給与を受け取っていたからだ。冷笑主義と不敬は受け入れられない!」と強調した。

なお、現在、ロシア軍に制圧された後のマリウポリでは、電気、水、ガスの一般供給が止まっている。ロシア軍の同市への侵攻後、市民が約2万2000人死亡したと言われる(編集注:2月24日以前の人口は約43万人)。また、市民5万人以上がロシアやドネツィク州へと追放されている。

ロシア占領者は、敵対協力者であるコスチャンティン・イヴァシチェンコを「市長」だと発表している。ウクライナの地方選挙で選出された同市市長は、ヴァディム・ボイチェンコ氏。