西部リウネでポリッシャ地方の1000年前の儀式を再現

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ウクライナ西部リウネで、1000年前のポリッシャ地方の儀式「ヴォジンニャ・クスタ」が再現され、市民に紹介された。

リウネ州の民芸センターがウクルインフォルムの記者に伝えた。

センターは、「儀式『ヴォジンニャ・クスタ(編集注:『低木(クスト)の操り』の意)』は、何世紀もの間、スヴァリツェヴィチ村の人々の間で緑のお祝いの2日目に行われてきたものだ。その儀式は、女性だけが行ってきた。なぜなら、この宗教儀式のシンボルである低木(クスト)は、死の世界である大地から実りを産むためにでてきたものであり、大地における命の継続、女性のはじまりの象徴だからだ。先祖の墓を訪れた後、クストを身にまとう女性の一団が儀式の歌を歌いながら、村へ向かい、一つ一つの家へ入り、家主にお祝いの言葉を述べる。家主側は、お客たちに、パイ、卵、お金、大地や森のおかげで手に入る様々な恵みをあげていたのだ」と説明した。

写真:オープンソース

リウネ市では、儀式の紹介とともに、民謡団体による合唱の披露が行われたという。