ロシア正教会はロシアの対ウクライナ侵攻を支持したことで正教徒を失望させた=コンスタンティノープル全地総主教

ヴァルソロメオス1世コンスタンティノープル全地総主教は、ロシア正教会はロシア政権の対ウクライナ全面的侵攻を支持したことにより正教徒たちを失望させたと発言した。

25日、ギリシャのカシメリニ紙電子版が報じた

ヴァルソロメオス全地総主教は、ギリシャのテレビ局ERTへのインタビューにおいて、「あらゆる教会にとって、暴力と戦争を非難しないでいることは不可能である。ロシアの教会は私たちを失望させた。私は、ロシアの教会とキリル総主教がその悲劇的な例外になって欲しくはなかった。私は、彼が良心においてどのように自らを正当化し得るのかわからない」と発言した。

さらにヴァルソロメオス全地総主教は、キリル総主教がその「決定的で歴史的な瞬間」に立ち上がることを期待していたとし、「必要であれば、自らの玉座を犠牲にして、プーチンに対して、『大統領、私はあなたに同意できない。私は辞任する』と言わなければならなかったのだ」と発言した。

なお、ウクライナでは、2月24日からロシアの全面的侵略を受けている。ロシア正教会のキリル・モスクワ総主教はロシア政権のウクライナに対する行動への支持を表明している。