占領下メリトポリにて親露集会開催されず 市民が拒否=地方当局

ロシア軍は26日、占領する南部メリトポリ市にて、ロシアの報道向けに準備していた親露集会を開催することができなかった。

ザポリッジャ州軍行政府が保安庁(SBU)情報をもとにテレグラム・チャンネルにて伝えた

発表には、「3月26日8時、ロシア連邦占領政権により、いわゆる『メリトポリ市長臨時代行』のハリーナ・ダニリチェンコが率いる形で、メリトポリ市中央広場にて、日当付集会の開催が予定されていた。そのイベントの基本的目的は、ロシアの報道機関が同市住民によるロシア連邦へのオープンなサポートを報じることであった」と書かれている。

同集会は、ロシアのシンボルを手にして、また参加者には1200露ルーブルが支払われることになっていたという。

また、占領者は、被占領下クリミアから住民をサクラとして30名連れてきて、そこに地元住民を集会に参加させようとしたが、地元住民から強く拒絶されたとのこと。

発表には、「メリトポリ市の強靭な親ウクライナ的立場から、集会は開催されなかった」と書かれている。

なお、ウクライナでは、2月24日から、ロシア軍による侵略戦争が続いている。

ロシア軍により、一時位的被占領地にあるヘルソン州やザポリッジャ州の自治体では、住民による親ウクライナ集会が繰り返し開催されている