トルコにはクリミア・タタール人が約500万人いる=ウクライナ総領事

ロマン・ネジリシキー駐イスタンブル・ウクライナ総領事は、非公式データによれば、トルコに居住するクリミア・タタール系住民は約500万人いると発言した。

17日、ネジリシキー氏がリヴィウ工科大学付属国際教育・文化・ディアスポラ連携研究所が開催した研究発表会「トルコのウクライナ人 社会・アイデンティティ・未来」の際に発言した。

ネジリシキー氏は、「トルコには、非常に大きく強力なクリミア・タタール人コミュニティがある。それは、私たちが非常にたくさん協力をすべきコミュニティである。非公式な推計では、彼らは最大で500万人いる。彼らの大半は、何世紀も前からトルコで生まれている。しかし、彼らは自分がクリミア・タタール人であることを知っており、彼らの祖先がクリミアで生まれたことを知っているのだ」と発言した。

さらに同氏は、「彼らは自らのアイデンティティを『ウクライナ人』とは思っていないとしても、自らをクリミアと繋がりがあるとはみなしている。私たちのことを非常に活発に支持しており、それは特に今日、ウクライナ・ロシア戦争の文脈において見られる。それもまた、私たちにとって非常に重要であり、私たちは全てのクリミア・タタール団体と仕事をしている。私たちは、彼らをサポートしており、彼らが主催する全てのイベントに出席している。なぜなら、トルコは、クリミア・タタール人コミュニティのおかげで、ウクライナの国益を積極的に守っており、クリミア併合不承認の立場を遵守しているからだ」と指摘した。