ウクライナ政府機関、観光コミュニケーション戦略を発表

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20日、ウクライナの外務省、文化情報政策省、観光発展庁と、民間のクリエイティブ・スクール『プロジェクター』が、外国人観光客向けにウクライナを推進するコミュニケーション戦略を発表した。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

同戦略には、ウクライナのコミュニケーション手段とパブリック・ディプロマシーを通じて、観光イメージを形成し、外国人観光客の誘致を支援するための、手段・手法などが書かれているという。

エミネ・ジェパル(ジャパロヴァ)外務第一副次官は、「今日、私たちは、観光訪問先としてのウクライナ発展コミュニケーション戦略を紹介する。(中略)私たちは多くの国際情報キャンペーンを展開しているが、その主要なメッセージは、ウクライナは外からの侵略を受けてはいるが、私たちは、ダイナミックに発展し続けており、私たちのダイナミズムと可能性は世界にとって非常に面白いものだ、というものだ」と発言した。

ジェパル氏は、情報キャンペーン「ウクライナを訪問しよう ウクライナの夏」の開始を紹介した。同キャンペーンは、夏季休暇をウクライナで過ごすことを外国人に提案するもので、9月末まで展開されるという。

オレクサンドル・トカチェンコ文化情報政策省は、観光分野は、経済や人的交流の観点からのみならず、国を世界に紹介するとの観点からも重要だと指摘した。

トカチェンコ氏は、ウクライナでは、大統領から保健相までが、「観光」の重要性、その分野が開く可能性の大きさを理解している、と発言した。

国家観光発展庁のマルヤナ・オレシキウ長官は、コミュニケーション戦略の作成は、体型的にコミュニケーションを行う作業の始まりに過ぎないとしつつ、同戦略には、文化、冒険・娯楽観光、食の観光、都市、自然、宗教といった観光の下位分類で内容が掲載されると指摘した。

写真:パウロ・バフムート/ウクルインフォルム