活動家たち、国連加盟国に対して、クリミア・タタール人追放をジェノサイドと認定するよう呼びかけ

18日、キーウ市内で開催されたクリミア・タタール人追放犠牲者追悼集会の際、参加者たちは、国際機関や国連加盟国に対して、1944年のソ連政権によるクリミア・タタール人のクリミアからの追放を、ジェノサイドと認定するよう呼びかける決議を採択した。

ウクルインフォルムの記者が伝えた。

集会の決議には、「ラトビア議会を例とし(編集注:同国議会は、クリミア・タタール人追放をジェノサイドと認定している)、国連加盟国議会に対して、1944年のクリミア・タタール人追放を同民族へのジェノサイドと認定するよう呼びかける。国連、欧州連合(EU)、欧州評議会、欧州安全保障協力機構(OSCE)をはじめとする国際機関、そしてすべての世界のリーダー、著名な市民活動家に対して、ロシアに国際法の規範を遵守させ、クリミアを含むウクライナの被占領地を解放させるよう、努力を行うことを呼びかける」と書かれている。

同決議にはまた、深刻な国際人道法違反となっているウクライナ軍事侵略・クリミア占領につき、これらに責任を負うロシアの高官に対する裁判を開くべく、国際法廷の設置が不可欠であると強調されている。